名前のお話。
芽瑠(める)。
男性の名前では極めて珍しいですが本名です。
出産予定日が芽吹きの春、5月だったことと地上へ芽吹く力強さから芽瑠の「芽」を。
7種の宝と言われる美しい七宝の一つ、瑠璃。
美しさとは見た目の美しさ、美人だとか美男子と言うわけではなく、生き方が美しい子になってほしいとの願いから「瑠」を付けてくれたようです。
名前は大抵産まれる前に決められており自分では選ぶことができません。
5歳でも20歳でも60歳でも「める」です。
小さい頃、自分の名前が嫌いでした。
自己紹介で下の名前を告げると決まって「女の子みたい」と言われ、相手にそんなつもりは無かったとは思いますが少しバカにされたように感じていました。
履歴書やメール、病院の問診票など対面より先に書面で情報を伝えると大抵女性と間違われます。
当時テレビで「メルちゃん」人形のCMが流れていたこともあり、決まって「ちゃん」付けで周囲から呼ばれるのも、まだ小さい男の子からすれば恥ずかしいことで、将来自分の子供が生まれた時には「はるき」とか「けいすけ」など男の子らしい名前を付けようと誓ったほどでした。
幼少期はコンプレックスの一つとまで考えていたほどでしたが、少しずつ成長するにつれ1つのメリットに気がつき始めます。
それは「覚えてもらえる」こと。
自己紹介をして直接ご挨拶すれば基本ほぼ全ての人に名前を忘れられることはありません。
(名前だけが原因ではないかもしれませんが…笑)
仕事をする上でも大変役に立っており時には助けられることも。
社会人になってから本当に珍しいことだと思いますが、下の名前はわかるけど苗字を知らないと言う人も結構います。
2文字と覚えやすく呼びやすい音の響きと、見た目とのギャップも良かったのかもしれません。
いつしか他の人には無い自分だけのアドバンテージと考えられるようになり、今では自分の名前に感謝しています。
大人になるにつれ他の人と違うこと、普通ではないことが嫌だと感じなくなりました。
自分の個性を大切にしようと思えるようになったのは何よりこの名前のおかげです。
「芽瑠」の名前に恥じないよう、これからも精進していこうと思います!
ぜひ店頭でもお気軽にお声がけくださいませ。
多くの方々とお会いし自己紹介の機会に存分に恵まれました第十一話、本日もよろしくお願いします!
第十一話、Fashions fade, style is eternal
今回ご紹介したアイテム
この度オンラインサイトにて新しいコンテンツを始めさせていただきましたring大阪の黒澤芽瑠(くろさわ める)と申します。皆様からは「める」と呼ばれています。 2022/9/23にリニューアルいたしました世界に一つのStileLatino常設POPUP店舗にて、僭越ながら担当として抜擢していただきました!
お立ち寄りの際はお気軽に「める」と呼んでください。
このコンテンツではSTILE LATINOの魅力をお客様へ存分にお伝えするには、自らがより深く当ブランドを理解することが必須であると考え、多くの製品に触れ、いずれは直接ナポリの工房に赴き、ものづくりの過程を現地視察することを目標とする人物が遠路途中で訪れる『寄り道』をテーマにお届け致します。
ringからStile Latinoを盛り上げる事を目標に掲げ、 この機会が少しでもその力添えになればと考えております。目的地であるナポリの工房まで、お付き合いよろしくお願い申し上げます!!
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めるの寄り道
〜STILE LATINOファクトリーへの軌跡〜