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継続の話

まだジム行ってないの??

大学3年の夏前、同期の仲間に誘われ紫色の鍵を手にしました。

新型コロナウイルスの蔓延で世界的なパンデミックがピークを迎えていた頃。
授業はリモートに切り替わりあらゆるイベントが中止、飲食店も休業だらけ。
趣味のテニスもコートが閉鎖され外出の機会はめっきり減ってしまいます。

ゲームやテレビ、映画なども友達と楽しみたい派な私は一人で打ち込める趣味を持っておらず、文字通り暇を持て余す毎日。
失業等で生活もままならない環境だった方々に比べれば生きるには困らないぬるま湯の環境。
20歳を過ぎたばかりの年齢もあり、やりたいこと、始めてみたいこと、挑戦したいことなど興味があることに打ち込めず時間だけが過ぎ、心身ともに成長するチャンスのある時期に怠けて、むしろ退化していく自分が許せずに憤りを感じていました。

運動不足解消を目的に自宅でトレーニングを始め少し経った頃、クラス一番の力持ちに腕相撲を挑む機会が訪れます。
全力で臨むも1mmたりと動かすことができず、まるで壁と勝負しているかのような大敗。 まあまあなオーディエンスに囲まれながら蹴散らされたことでプライドもズタズタに… きっかけは些細でつまらない負けず嫌いな気持ち。
コロナ禍が終息し再び対峙した時、必ず見返すためにジムへ入会する決意を固めました。

テニスをはじめとする対人スポーツは相手の技術や状況など条件が異なるため、勝敗を基準としただけでは上達しているのか曖昧に感じることもありましたが、その点ウエイトトレーニングは確立されたコンディションの中で、重さという明確な数値が指標になります。
自身が少しでも成長している証を欲していた当時の自分にとって、始めたばかりは行くたびに目に見えて扱う重量が更新されるジムでのトレーニングはまさに求めていたものだったのかもしれません。

マッチョになりたい、痩せたいといった体を変えるための目標はもちろんですが、自分にとって一番の原動力は「成長の証」。すなわち先週の自分より成長を目指し、少なくとも衰えてはいないという証明をすること。
過去の自分に対峙し乗り越えることが目的であり、筋肥大はその過程で手に入れば嬉しいご褒美くらいの位置づけ。
いつしか顔を洗う、歯を磨くといった日常の習慣と等しく考えるようになりました。

かれこれ3年以上続けている習慣は継続の大切さを教えてくれています。
自分の時間、目的に集中すること。
生活リズムを均一化し精神を安定させること。
体の不調に目を向け改善しようとすること。

大学の対面授業が行われるようになり壁と再戦したものの、結局完膚なきまでに倒されてしまい見返すことはできませんでした。
しかし継続してきた習慣は、仕事やプライベートでの目標やコミュニケーションなどに対し計り知れないほどの成果を与えてくれています。

ご覧の皆様が大切にされている習慣や継続していることもぜひ教えてください!
このコンテンツも多くの方々に支えられ連載開始から今回で1年が経とうとしています。
今年も更なる成長のため一層の精進を誓いました第十二話、本日もよろしくお願いいたします!

2024.05.24 fri

第十二話、飛躍の狼煙

新緑の葉が薫風に揺れる曇天の昼下がり。
梅田の都市広場から遥々尾張の城下町、名古屋の門を叩いた。

名駅地区のビジネス支援を象徴する高層オフィスビルの麓には多彩な商業施設が立ち並ぶ。
ささしまライブの都市づくり、グローバルゲートに新しくringの暖簾が掲げられたらしい。

おや…?

名古屋店長、斎藤師範がお出迎え。
本日はよろしくお願いします!

大阪、東京、京都のringを遥かに凌ぐ床面積と開放感のある天井高。
気分の高揚する鮮やかなカーペットに特注の什器は買い物の楽しさを増幅させる。

並ぶ商品のバリエーションも実に豊か。
前後左右を色とりどりのブランドに囲まれ、まるで洋服の森に迷い込んだかのようだ。

ガラス張りの壁面が、商品の色彩を輝かせる自然光を存分に取り込み店内を明るく照らす。
器が変われば馴染みの品も新鮮に感じるもの。

これほど豊富なSTILE LATINOのバリエーションを見られるのは名古屋で他に無い。
盛夏に備えた大人の袖物もしっかり用意されている。

一見ウール100%と見間違えるほど滑らかで上品な光沢のコットンホップサック。
夏の日差しに映える美しい発色と清涼感ある素材。

色違いのブルーも綺麗な発色。
シルエットとフィッティングを確認してみるとしよう。

いいじゃないか。
ネイビージャケット同様に着回せる汎用性がありながらトーンアップして季節感も感じられる。

ブルー×グリーンに色数を絞りカジュアルな素材や柄を都会的に着こなす。
最高級の仕立てが施されたノンストレスな着心地も大人のジャケットスタイルには欠かせない。

シーズナブルなテラコッタカラーも捨てがたいが…
お店に来て商品達を見ながら悩む、この時間がたまらなく楽しい。

時間もお財布も限られているからこそ価値あるものに費やす楽しみがある。
実際に手に取って悩み、時にはお店の人と会話を交えたりする空間そのもの、「買い物の時間」も含めて嗜むのも洋服の素敵な楽しみ方なのだろう。

この度オンラインサイトにて新しいコンテンツを始めさせていただきましたring大阪の黒澤芽瑠(くろさわ める)と申します。皆様からは「める」と呼ばれています。 2022/9/23にリニューアルいたしました世界に一つのStileLatino常設POPUP店舗にて、僭越ながら担当として抜擢していただきました!
お立ち寄りの際はお気軽に「める」と呼んでください。

このコンテンツではSTILE LATINOの魅力をお客様へ存分にお伝えするには、自らがより深く当ブランドを理解することが必須であると考え、多くの製品に触れ、いずれは直接ナポリの工房に赴き、ものづくりの過程を現地視察することを目標とする人物が遠路途中で訪れる『寄り道』をテーマにお届け致します。

ringからStile Latinoを盛り上げる事を目標に掲げ、 この機会が少しでもその力添えになればと考えております。目的地であるナポリの工房まで、お付き合いよろしくお願い申し上げます!!


ring大阪 めるる
@mel_stilelatino

めるの寄り道
〜STILE LATINOファクトリーへの軌跡〜

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