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garoh belt01 大平 智生の場合

2023S/Sシーズンよりスタートしたguji初のプライベートレーベル"garoh(画廊/がろう)"。

「ニュークラシック」をコンセプトに掲げ、既存のクラシックとは違った新たな価値を生み出す上で共に取り組んで頂いたクリエイターの方にインタビューし、それぞれの思いを語っていただく連続対談企画、第七弾はCiseiのデザイナー大平氏にご登場いただきます。

" garoh belt01 "について様々なことを伺いました。

garohが掲げる「ニュークラシック」というコンセプトについて

大平 智生氏(以下大平氏):普段デザイナーとしてコンセプトを誰かに提示してもらうことがないので、garohのお話を頂いた時はすごく面白いなと感じました。

ringバイヤー宮本(以下宮本):まさにgarohらしいニュークラシックなベルトですよね。

大平氏:そう言っていただけると嬉しいです。

シルエット、ディティールについて

大平氏:コンセプトがニュークラシックということで意識した点はバックルです。
ベルトデザインで一番ポイントになるのがバックルだと考えているのですが、今まで既製品でも展開した事がない27mmサイズのコの字型バックルが新しいなと思い、採用しました。

gujiアシスタントバイヤー小林(以下小林):洗練された美しいバックルという印象を持ちました。

大平氏:バックルはgarohの為に新たに削り出しで作成しました。ニュークラシックならもう少し細めなものを思い浮かばれるかもしれませんが、私の中では27mmより細いバックルは考えられませんでした。

大平氏:デザインとしてはバックルとベルトを取り外せるのが一番の特徴です。
そうすることによって今後バックルの数を増やすこともできますし、革の色・種類を変えて使用でき、新たに展開することもできますよね。
バリエーションや広がりをもって、様々な楽しみ方ができる仕様にしています。

宮本:この仕様になることで、凄く広がりを感じさせるアイテムになりましたよね。

大平氏:将来を見据えてという思いも込めてこのデザインにしました。

素材について

大平氏:ベルト部分の素材はデュプイの型押しレザーを使用しています。コンセプトであるニュークラシックを意識して、表面と裏面を同色のブラックで統一しているのが特徴です。
従来ベルトを作成する上で、表面と裏面の間に芯を入れて形成するのが一般的なのですが、今回は敢えて芯を入れずに仕上げているのが特徴で使い込んでいく内に革本来の風合い、皺感を楽しんで頂けるようにしました。

小林:デザイン性もあって素材も上質、言うことなしですね。
ちなみに大平さんはどのようなスタイルで合わせるのが良いと思いますか。

大平氏:イメージとしてはスーツやジャケットスタイルに合わせて頂くのがオススメですね。キレイめでありながら堅くなりすぎない感じに映ると思います。

宮本:今後はどうでしょう、ベルトだけでなくバッグも・・・

大平氏:そうですね、バッグも作成したいですね。

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