華麗なる職歴
著者:康本
大袈裟なタイトルで閲覧数を稼ぐ。
マスコミの手法ですが、ページを開いてガッカリした経験、皆様ありませんか?
浅はかな康本はあろうことか、閲覧稼ぎに走りました。
申し訳ございません。
新卒でgujiに就職、ここから華麗なる職歴が始まる予感がするようなしないような・・・
今回は職歴と言いますか、アルバイト経験を振り返ってみようかと思っておりまして、これまた誰が興味あんねんな内容なのですが、少しでも有益な情報、もしくはクスッとくるような小ボケを挟めればと思っております。
さて、僕のアルバイト歴はというと、大きく分けると高校生の時に2年半勤めた「餃子の王将」時代、大学生の時に4年間勤めた「工事現場仕事」時代、この二つになります。
細かく分けると、その間に短期バイトとしてホテルのベッドメイキングをしたり、関西人なら誰もが知る世界の大温泉で働いたこともありまして、ベッドメイキング時代には「矢沢小永吉」、「めくりの砂山」、「バス三姉妹」、「高速ベッドメイクの陳」という個性的なメンツを始め、それをまとめ上げる「女番長瀧川」、「女裏番早見」がおり退屈しない日々を過ごしていいたのですが、当時若かった僕はというと「女裏番早見」と大喧嘩をして職場を追われこととなるのです。
(個人名は仮名を使用しております)
世界の大温泉で働いていた頃も、浪速区という地域がら奇々怪々な出来事を目の当たりにしたりと、短期バイトながら濃密な時間を過ごしたと記憶しておりますが、今回は華麗なる職歴の第一章となる「餃子の王将」時代について少しお話させて頂きます。
そう、あれは高校1年の夏・・・
クラスメイトの辻ちゃんから勧誘されたことがきっかけでした。
今思い返すと、恐らく僕の内なる天津飯愛を見抜いてのスカウトだったと思います。
もちろんドラゴンボールで好きなキャラは天津飯です。
序盤の圧倒的強キャラ感を感じさせない中盤以降の空気っぷり、同じ立ち位置のヤムチャほど出じろはないですが、セルに一矢報いたという功績は王将の天津飯と同様に主役級の活躍と言っても過言です。
そうです。過言なんです。
ドラゴンボールの天津飯ではまだまだ王将の天津飯には敵いません。
余談ですが、東京の王将で頼んだ天津飯が甘酢だったことに動揺を隠せませんでした。
何やら僕らの慣れ親しんだ関西王将の天津飯は京風ダレと呼ばれてるようでして、僕から言わせれば京風ダレでなければ天津飯ではありません。
愛する天津飯をまかないで食べられる。そんな浅はかな気持ちで晴れて餃子の王将で働くことになった僕ですが、まず共に働く同僚・先輩が印象的でした。
・フレンドリーと思いきや急に奈落の底に突き落としてくる店長
・ロッカールームに大量のエロ本を貯蓄している優しいチーフ
・ビッグスクーターに跨がる心優しきギャンブル狂の先輩
・面倒見の良い兄貴肌な地元の先輩
・同じマンションに住んでいたちょっとヤンチャな可愛いギャルの先輩
・恐らく高校のマドンナであろう清楚系美人な先輩
他にも個性的な面々が揃っておりましたが、ここでは割愛させて頂きます。
今思い返すと人に恵まれた楽しい職場だったなと思います。
そして新人の僕に与えられたのが「フライヤー」という揚げ物担当です。
餃子の王将というわけですから、やはり花形は餃子を焼く「餃場」と飛車角となる炒飯や天津飯を作る「鍋」というポジションです。
僕が担当していたフライヤーで皆様にご提供していたものとしましては、
鳥の唐揚げ→エンザーキー
海老天→シャーレン
肉団子→ワンズ
この辺りがメインでして、たまに春巻きやポテトのオーダーが入ります。
あ、ご存知の方も多いかと思いますが、餃子の王将ではオーダーを通す際になんちゃって中国語を使用しておりまして、エンザーキーやシャーレンなどはそれらの一部です。
今でもほとんどのメニューを覚えてますが、これが最初は言うのが恥ずかしくて恥ずかしくて・・・
一番入るオーダーとしてはやはり餃子(コーテル)と炒飯(ソーハン)の黄金コンビ、例えば餃子2人前、炒飯1人前を王将語でオーダーを通すと、
コーテル リャン、ソーハン イー
もしくは、
リャンガー コーテル、ソーハンイー
そしてオーダーが通ると他のスタッフは
ハイヨーーーー!!!
と呼応するのがルールでした。
イーは1、リャンは2、ここまではなんとなく分かりますが、〜ガーは◯人前と言う意味になるらしく(当時の先輩曰く)コーテル リャンよりリャンガー コーテルの方がなんとなく語呂も良く玄人感も出るのです。
間違えたら恥ずかしいなという気持ちから、最初はボソボソ言っていたのが一ヶ月も経つと、
リャンガァー コーテル!!!ソーハン イィーーーーー!!!!
ハァアイヨォォォォーーーーー!!!!
と見事に王将ブレインへと洗脳されるのです。
フライヤーでスタートした僕はその後、麺類を担当する「麺場」とホールを兼任、人が少ない日にはそこにフライヤーを加えた3ポジションを時には3人に分身しながら回していました。
その血の滲むような努力から、遂に花形である餃場へと辿り着くことが出来ました。
いざ立ってみるとそこは戦場。
基本的に1人前7個の餃子なのですが、鉄板で一度に焼ける数には限りがあり、一度蒸し蓋をすると7分ほどは時間を置かなくてはいけない縛りがありまして、例えば店頭で4人前オーダーが入ると28個ですよね?
ですがそこにお持ち帰りが急遽入りーの、何故か急に忙しくなりーの、一人で3人前頼む人が現れーので、オーダー数通りきっちり焼くのではなく、全体を見ながら流れを先読みして餃子を焼かなくてはいけないのです。
勿論、ただやみくもに焼いて余りを出し過ぎてもいけません。
(余りはまかないになることが多いです)
場合によってはお店が暇であってもお客様を10分以上待たせることになるのです。
そんな状況を察してか、阪神タイガースのキャップの”おっちゃん”はイライラを募らせ、風前の灯火となったビールと枝豆のおかわりをタダでよこせと言わんばかりの眼力で睨みを利かせてきます。
非常に気まずいのですが、ここで焦って蒸し蓋を開けるのは一番の悪手・・・
7分待たずとして解き放たれた餃子は健康的というよりかは病的なほど美白でして、とても人前に立てるコンディションではありません。
焦ってもどうにもならない時は早さではなく美味しさで感動をお届けすることを優先します。
「遅くなりまして申し訳ございません・・・!」
青臭い高校生の必死さが伝わってか、餃子を届けると”おっちゃん”はニッコリと微笑んでくれました。
「兄ちゃんが焼いてくれた餃子美味しいわ!」
その一言を聞けて本当に嬉しかったです。思えばそれが仕事で人を笑顔にさせた最初の瞬間かもしれません。
大阪風に言うと”まいどさん”、いわゆる常連さんである”おっちゃん”は週に3回はカウンターで野球中継を見ては店員と談笑するのが楽しみなようでして、仲が程々に良くなると餃子のニンニクがもっと欲しいとのことで、近くのスーパーにしか売っていないニンニクを買いに行ってくれないか?と僕に頼むのです。
「深入りは禁物」
自分で行ってよ・・・と思いながらも断りきれず渋々買いに行ったのも良い思い出です。
人を喜ばせる嬉しさと同時に社会の厳しさを教えてくれたのも”おっちゃん”でした。
僕は高校3年生まで勤務を続けたのですが、学生時代に忙しいお店で働けたことは後に大きな経験だったと気付くのは言うまでもありません。
さて、少し話は変わりますが、中華料理屋というとどうしても避けて通れないのが油がとんでヌルヌルになった床。
勿論毎日掃除はしておりますが、どうしても忙しい時間帯なんかは途中で掃除することも出来ず少しヌルついてきます。
うっかり転びでもしたら大怪我に繋がる可能性もありますよね?
そんなリスクを最小にまで抑えつつ、なおかつお洒落なのが僕も愛用するClarks(クラークス)。
まずはブランドを代表するデザートブーツ。
こちらはクラーク兄弟の直系4代目にあたるネイサン・クラーク氏によって生み出されたようでして、第2次大戦中イギリス陸軍に従軍していた時に、友人からゴム底のミリタリーシューズを見せられたのをヒントに、スエードアッパーとクレープソールを組み合わせたのが、今のデザートブーツです。
発売当初はイギリスでは色眼鏡で見られておりましたが、アメリカで大ヒットし、逆輸入する形で世界中でヒットしました。
スニーカーに匹敵する快適さ、比較的手が出やすい小慣れた価格設定、トレンドに左右されないデザイン、文句なしのマスターピースです。
僕は英国製の少し古いデザートブーツを愛用しております。
そして僕が大好きなのがワラビー。
カンガルー科の動物であるワラビーがおなかの袋で子供を育てるように、足をやさしく包み込む履き心地から、デザートブーツ同様にブランドの顔となったことは皆様既にご存知かと。
シュッとしたドレスシューズと比べると、間の抜けた雰囲気なのですが、カジュアルスタイルにおいては無類の汎用性を発揮します。
特にストリートシーンにおいてはNIKEやVANSに引けをとらない程の人気があり、イェことカニエやドレイクも愛用していたり、NASを広告に使ったりとストリートと蜜月関係なのです。
supremeとのコラボはその代表例ですね。
デザートブーツと比べて更にソールが分厚い為、スニーカーを超越した履き心地を実現しております。
今持っているのが、ノーマルワラビー、ゴアテックスワラビーブーツ、End Clothingとのコラボワラビーブーツ。
これからもまだまだ買い足していきたい素晴らしいシューズです。
皆様、Clarksと餃子の王将を今後とも宜しくお願い致します。
ring fukuonsei