アカイモノ
著者:大村
ring大阪の大村です。
世情を鑑みて、そこそこに空気を読んだ感じで今回はお送り致します。
ネタを作り出すのではなく、常に頭にある事を解放させるだけ。
「いつか書きたかった」「自分を語る上では欠かせない」ネタ、ファン歴は30年以上の広島カープで参ります。
時は1980年代、長野県で育っていた少年はカープの赤い野球帽を買ってもらいます。
何故広島カープなのか?その頃カープは毎年優勝争いをする黄金期であった事。大体男の子は青好きが多く、地域柄ジャイアンツやドラゴンズの野球帽が多いので赤は目立つ。という親のチョイスが理由です。
高橋慶彦、衣笠、山本浩二、北別府、川口、大野と選手を覚え、どっぷりとファンになります。
ファンになってから2度優勝し、その後25年ほど勝利の美酒と疎遠になります(メークドラマとかキツかったー)。
その期間は、戦う男の姿に色々と教えられました。
イチローが憧れ、落合が認めた天才打者。
ホームランを打っても笑わない、当時最もサインをもらいにくい選手の一人と言われていました。
待ち構えて→目の前に行って→声掛けて→思いっ切りスルーされました。
でもいいんです、それが前田です。
↓TVで観てたこの試合、変な声が出たことをよく覚えています。今でも痺れます。
https://www.youtube.com/watch?v=-VlblU4Wjlg
↓当時の中継。ちょっと長尺ですが解説の江川、掛布両氏も絶賛しております。
https://www.youtube.com/watch?v=v7RpD3XNkYM
https://www.youtube.com/watch?v=113A_6B1YQw&t=174s
(動画いかがでした?フィクションよりもドラマチックじゃありませんか?)
若い頃にアキレス腱を切断(その足を庇っていたら反対の足も)、負傷前と後のギャップに苦しみながら2,000本安打を達成。
生涯打率は3割を超えております(7,000打数以上に限れば史上6番目!)。選手生命を脅かす大怪我を、不屈の努力で乗り越えた天才でした。
かなりの華麗なルックスながら闘志溢れる泥臭いプレー(ベースまで全力でぶつかりに行くミサイルのようなスライディングはこちらがヒヤヒヤしたものです)。
盗塁王を獲るほどの走塁と守備が持ち味だった選手が怪我によってフォルムチェンジ、3割30本を打つリードオフマンになりました。
FA権獲得時、長嶋監督(当時)の熱烈ラブコールでジャイアンツ移籍濃厚だったところを「カープで優勝したいから残留」と、奥様の助言(ここも大きなポイント)もあり翻意。
その熱い思いは監督となって、セリーグ3連覇として叶えられます。
生涯カープ一筋のこの2人は永遠のヒーロー。特別な感情です。
そして現在は彼が夢を繋いでくれています。
ここで打ったら「持ってるな」って場面で尽く期待に応えて、安定した成績を残し続けている頼れる若者です。
努力家で真面目で茶目っ気たっぷり。決して慢心しない性格ですから、こちらは何の不安も感じずに日々声援を送っています。
今は本当に良い時代です。スマホやパソコンで経過と結果がいつでもチェック可能。思い出に浸りたい時には過去の動画も簡単に探せますしね。当時はスポーツニュースをワクワクしながら待つものの、映像無しで端折られることもザラ。次の日の新聞が来るまで、前田や緒方が今日の試合で何打数何安打だったのか知る術が無かったんですから。
大阪に住み、球場に行きやすい環境になったここ何年かの私。カープのユニフォームを着た老若男女の大群を見るだけで「仲間がこんなに!」と、かなり幸せな気分になるんですが...困ったことに現地観戦に行くとありえないくらいのトラウマ級の負け方を味わうのでございます。
2017年5月6日VSタイガース甲子園球場 9対0から9対12で逆転負け...
2019年8月10日VSタイガース京セラドーム 逆転サヨナラ3ランで負け...
タイガースファンの方には、「私と球場に行けばドラマチックな勝利に立ち会える可能性大ですよ」とネタにしています。(当然、タイガースホームゲーム観戦は卒業しました)
こんな私の好きな"色"はやっぱり「赤」。(持ってる服はネイビー、グレー、ブラック、ブラウンばっかりですが...)本能を刺激する気分の上がる色、いかがでしょうか?
ring fukuonsei