BEAMSの企画力
著者:宮本
かつては、ユナイテッドアローズ・シップスとならび、セレクト御三家と言われてたBEAMS。
現在はそのような言い方はしていないと思いますが、僕が二十歳前後だったころの人気たるや、本当に凄かったですね。
いわゆるセレクトショップバブル・・・とでも言うんでしょうか。
バイトの応募もろくに出来ない・・・といった人気職業でしたしね。
人気職業・・・
人気・・・
あれ??
今は・・・
(汗汗)
いやいや、今回はそんな話をしたい訳ではなく、タイトルにもありますようにファッションやライフスタイルの枠を超え、今や様々なプロジェクトを仕掛ける"BEAMSの取り組み"に迫りたい・・・!というと聞こえがいいですが、一ファンでもありますので、今回はこれを題材にしたいなと思っています。
他社さんの宣伝・・・(笑)
いえいえ、いづれは、いづれはですよ、グジでも、グジでも何か出来ないかなぁ〜なんて・・・来るべき時の為のイメトレもかねていますので、どうぞ暇つぶしにご覧ください(笑)
◎ニトリ×BEAMS
店舗拡大で勢いを増すばかりの量販店ニトリとのコラボレーション。
今でこそ何でもあるといった量販のイメージが強いですが、元を辿ると似鳥家具店としてスタートした家具屋さんです。
"確かな技術"
に目を付けた着眼点はBEAMSさんならではでしょうか。
デスクやスツール等の商品を実際に社員の方が家で使い、その様をInstagramで発信するといった一連の流れもBEAMSさんらしいですね。
累計部数29万部を誇るBEAMS at HOME(インテリア本)らしい雰囲気に仕上げている点も好きです。
実際の商品に触れた訳ではありませんが、北欧デザインを彷彿とさせながらも価格はニトリらしくお手頃・・・まさに"お値段以上"な企画だと思います。
◎アマタツ×BEAMS
ご存知、気象予報士の天達武史さんとのコラボレーション。
"ビームスの、何℃で何着る?"
朝起きて、天気や気温をチェックしてから服装を選ぶ人って実はかなり多いそうで、そこに目を付けたBEAMSさんは、国民的気象予報士にして大の洋服好きと知られる天達さんにタッグを組むことに・・・
その月の気候解説をもとに、"天気と服のいい関係"="今月のマストアイテム"へと導き出すといった内容なんですが、『確かに!』と思わず納得してしまう目から鱗の企画にして、著名人を使って自社の商品をしっかりPRしていくといった戦略にただただ感心・・・です。
◎POLO RALPH LAUREN×BEAMS
シリーズ化もしてる大人気コラボレーション。
世界が誇る、そして私も大好きな超ビッグブランドとの共演は、洋服好きの方でなくとも羨む夢のコラボレーションでしょう!?
バイヤー本人も大のラルフファンらしく、米ラルフ本社へ訪問の都度自身のコレクションを身に纏い商談に臨んでいたようです。
ある時、着ていったヴィンテージラルフがたまたま次のシーズンの復刻商材だったようで、それで一気にお近づきに成功したというウラ話も。
また、来るべきチャンスに備え、1回目からプレゼンシートは持っていき、3回目にしてようやくチャンスをもらうことができました。と。
備えがあれば憂いなし。
バイヤーとしての情熱や心構えもとても勉強になります・・・m(__)m
マルチパターンやロゴを反転させるといったアイディアも・・・秀逸・・・
あ、上からですいません・・・
とてもとても勉強になりますm(__)m
◎BIRKENSTOCK×BEAMS
こちらもシリーズとなっている人気コラボレーション。
前回出た時も非常に気になっていましたが、今回の仕上がりには度肝を抜かれました。。
"オールブラック"
サイドのコルク部やフットベッドも全てブラック。
移染するとの理由からインラインでは展開のないスウェードのブラックを大胆に別注を掛ける度胸にも驚かされます。
本当にカッコいいと思ったことを具現化する。
そんな拘りと熱意にも押され、個人的に購入させて頂きましたm(__)m
と、今回はBEAMSさんのコラボレーションの一部をご紹介しましたが、まだまだ魅力的な企画があります。
ドレスのBEAMSというイメージをお持ちの方も、少し目線を変えて頂くと新鮮なアイテムもあるかも?です。
畑は違えど、とても刺激になります。
22年春夏の仕入れも始まりましたし、僕らも負けじと熱量ある商品をお届けできるようにがんばろ〜!と思っています・・・はい。
ring fukuonsei