〜 Stile Latinoがいざなうイタリアントラッド 〜
言わずと知れたナポリのATTOLINI家の長男ヴィンチェンツォ・アットリーニ氏が手掛け、一度袖を通したら魔法にかかったように虜になるStile Latino。
彼こそが魔法使いの張本人。
そんなヴィンチェンツォ氏が厳選に厳選を重ねた生地コレクションからセレクトした2016年秋冬コレクションのStile Latinoが待望の入荷です。
今シーズンの特徴は英国調。ここまでは他のブランドにも共通するワードですが、ここからがヴィンチェンツォ氏の圧巻ともいえる腕の見せ所。他のブランドで見た事の有る生地・・・なんて良くある話ですが、それもほぼ皆無に等しい厳選具合。他のブランドも同じような生地メーカーを使用しているのに何故・・・と、七不思議とまではいきませんがそんな思いを抱かずにはいられません。
昨年までは色彩や素材感の表情豊かな混紡生地が特徴的な老舗生地ブランドのフェルラを使用しているイメージが強かったですが、今年は英国ならばFOX、イタリアならばカノニコの生地コレクションが中心で、他の追随を許さない程に厳選されたセレクトには最先端で走る続ける所以を感じます。
『らしさ』を残しつつも常に進化している唯一無二なブランドですが、今シーズンのringでも今までとは違ったモデルをセレクトする事でまた新たなStile Latinoの世界へいざないます。
進化したクラシックスタイルが回帰する中で、そのテイストの進化にも合わせ昨年までは同ブランドの中で最もクラシカルなモデルALDOを展開していましたが、若干着丈の短いLEOをセレクト。プリーツ入りパンツが台頭し始めている中、それでも細身なパンツが主流ですのでそれにも最適なモデルと言えます。
モデルを表すMOD。GULEOがLatinoのモデル表記です。
Gはイタリア語でGIACCA(ジャッカ=ジャケット)Uはイタリア語でUOMO(ウオーモ=男性)そしてモデルのLEOと表現されます。
小ネタ?ですが、イタリア語でスーツはABITO(アビート)、コートはCAPPOTTO(カポット)ですので、スーツはAUでコートはCUの後にモデル名が続きます。
そんな新たなモデルで挑む2016AWのStile Latinoを是非ご覧下さい。
●ring 2016AW Stile Latino style1
男の色気を感じさせるイタリアントラッドなスタイルに英国調というトレンドもミックスされ、一言で表現するのであればダンディズム。 ブラウンベースのグレンプレイドにオレンジの大柄ペンが放つ存在感は稀有の一言。 シックな傾向にあるイタリアファッションの中でもひときわ異彩を放ちます。
●ring 2016AW Stile Latino style2
Latinoが表現する英国調にはどうしても色気を感じてしまいます。 クラシカルなスタイルとは異なり独特な色気とセンスを感じさせ、ナポリ仕立てのジャケットにモードライクなシルエットながらもトレンドのプリーツ入りデニムパンツをもスタイリングに受け入れてしまうLatino。今シーズンから展開モデルのLEOはそんなイタリアントラッドなスタイルへいざないます。
●ring 2016AW Stile Latino style3
ナポリ仕立てにもモダンなテイストの雰囲気が増え、仕立ては変わらずとも生地のコレクションによってそう感じさせる事も増えました。今年の秋冬はグレーがトレンドという事も有り、そんなグレーをベースにネイビーとほのかにメランジ感の効いた1cm幅のチェック柄。品の中の遊び心。まさにそんな二面性を持ち合わせています。
●ring 2016AW Stile Latino style4
安心感と原点回帰を思い起こす事の多いネイビー無地。だからこそ妥協をしたくないのも事実。柄物以上に生地や縫製、シルエットにフェチな目線を向けると妥協をする余地を与えない程の心地よさを覚えます。定番だからこそ拘りの一手として納得せざるを得ない逸品です。
今回はジャケットのみをご紹介致しましたが、コートも是非お楽しみに!!