〜男心をくすぐるREALな魅力Vol.14〜
JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)
が200年愛され続ける理由
一口に老舗といっても、100年から1000年以上とその歴史の重さは様々です。
京都では数百年続く旅館や和菓子屋が今なお数多く見られますが、こと洋服に於いてそれだけの期間第一線で活躍し続ける企業はそう多くありません。
そんな中、1784年に設立以来最高峰のニットを作り続けているのが英国老舗ニットブランド、JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー )。
創業者にあたるジョン スメドレー氏は、イギリスのダービシャー州マトロックのリーミルズに拠点を置き、綿糸の紡績と生地作りから、徐々にニットウェアの生産へと事業を拡大していったと言います。
200年以上経った今でも、ハイゲージニットと言えば一番に名前が挙がる圧倒的知名度は、子々孫々に伝えられる卓越した職人技の賜物です。
エリザベス女王が自ら店頭に足を運んだとされるのはあまりにも有名な話ですが、英国王室のみならず世界中のセレブに愛されているのもここが本物たる証拠。
紳士のバイブル「007」で6代目ジェームズボンドを演じたダニエル・クレイグが劇中で着用したことも大きな話題となりましたね。
さて、そんなJOHN SMEDLEYですが、まず魅力の一つとして挙げられるのは、こだわり抜かれた素材選び。
大きく分けると春夏は"シーアイランドコットン"、秋冬は"メリノウール"を用いておりますが、まずはシーアイランドコットンからご説明致します。
シルクのような光沢とカシミアのような肌触りを併せ持つ最高級天然素材と呼び声高いシーアイランドコットンですが、栽培がとても難しく、相応しい気候、適度な土壌、正しい農芸技術とこれらの条件が揃った所だけに生育できるのです。
中でも世界的に「JOHN SMEDLEY'S SEA ISLAND COTTON」と呼ばれる最高級綿から取れる繊維1本の長さは35mm以上ある「超長繊維綿」であり、細さも1/100mmほどとシルクに次ぐため、コットンの中でも最上級な天然素材として位置づけられております。
対してメリノウールですが、こちらはニュージーランドで自社管理のもと羊を飼育しており、厳選された最高級メリノウールを生み出し、更にその中から毛足の長い原毛のみを厳選し、撚り、 温度・湿度が一定に保たれた保管庫で均一な状態に保ちます。
染色も自社工場で糸の段階から行うため、宝石のような繊細で美しい発色が生まれ、繊維の持つ贅沢な柔らかい肌触りがいつまでも長持ちするのです。
続いて感動を覚えるのが、その抜群の着心地ではないでしょうか。
JOHN SMEDLEYのハイゲージニットといえば、「30ゲージ」というワードを耳にすることが多いかと思います。
ゲージとは網目の細かさを表す単位なのですが、一般的なハイゲージニットで約12ゲージからと言われているので、この30ゲージという数字が如何に繊細な編み地かということが分かります。
最高級素材に繊細な縫製による滑らかな肌触り、それに加えて着心地を大きく左右する袖付けは手作業で行う徹底ぶりは200年進化し続けるブランドの底力を感じざるを得ません。
"REAL"には様々な定義があります。熟練された職人によって創り上げられる技術と魂の結晶、実生活に優しく寄り添ってくれる価格とクオリティのバランス。誰しも掲げる"REAL"は違えど、人々の心を豊かにする物こそが紛れもない"REAL CLOTHING"ではないでしょうか?
そんな"REAL"感じる一手を目の前に、男心がくすぐられていませんか?
その高い品質で多くのファンを獲得しているのはもちろんですが、JOHN SMEDLEYといえば着るだけで何故かオシャレに見えるモダンなサイジング。
過度に攻めすぎない程よくゆとりを持たせたフィッティングは、クラシックながらモードの匂いも感じさせます。
200年アップデートされたシンプルなニット、それがどこか洒落て見えるのはやはり長い歴史に裏打ちされた確かな技術あってのものなのです。
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