〜男心をくすぐるREALな魅力Vol.11〜
往年の名優に学ぶ"ロングコート"の着こなし
突然ですが、「男が惚れる男」が備え持つ要素って何だと思いますか?
富や名声に憧れを抱くのは男たるもの当然のことだと思いますが、やはり男性から見て格好良い男性というのは圧倒的なカリスマ性を持ち合わせております。その形は優しさであったり豪快さであったり、形容できない魅力を持っていたりと様々ですが、そういった魅力をもつ男性には誰しも一度は憧れを抱いてしまいませんか?
特に往年の名優の放つ本物の魅力はメンズファッション界に大きな影響をもたらしました。
などとその名を挙げるとキリがないわけですが、激動の時代に栄光を掴んだ彼らには明らかに現代にはない"味"と呼べる魅力があるのは火を見るよりも明らか。
今回はそんなアイコンである彼らから、粋なコートの着こなしを学びたく思いますが、脳裏に焼きつくカッコ良いコートの着こなしと言えば、映画「カサブランカ」のハンフリー・ボガート、「サムライ」のアラン・ドロン、「アメリカンジゴロ」のリチャード・ギアではないでしょうか?
実際劇中にはほとんど着用シーンがなかったりするものもあるわけですが、その一瞬で人々の心をさらってしまうほどの衝撃があるからこそ、今でも語り継がれているのでしょうね。
残念ながら写真のみではその全体像がはっきりしないのですが、格好良いという一点に於いてはこの写真からも十分伝わるはずです!!
三人に共通して言えるのは、非常に男性的なフィッテイングでコートを着こなしていることです。
中でも最も重要な要素として、膝位置をベースとした着丈の長さがあることが挙げられます。
一般的にロング丈のコートは身長ありきのものだと認識されていたりしますが、ハンフリー・ボガートの身長は173cm。
それほど大柄ではありませんが、それでも膝丈程のトレンチコートを纏う姿に憧れた男性は幾人もいたでしょうし、ある意味そんな定説を覆してくれる唯一の存在ではないでしょうか。
アラン・ドロンに関しては、正直ハンフリー・ボガートほど着丈は長くないのですが、太めの袖筒に立てられた衿、そしてしっかりと留められたフロントボタンなど、男らしいディテールを活かした着こなしが光ります。
ローブの様なディテールのコートを纏うリチャード・ギア、着丈の長いコートこそエレガントという概念を確固たるものにするほどの魅力はいちいち説明するのも野暮かと感じさせるほど。ウエストを絞る事によって生まれるドレープの妖艶さは数々の女性を手玉にとってしまうのも納得です。
こう振り返ると、一過性のトレンドでショート丈は流行るものの、男性的な魅力を感じるのはいつの時代もロング丈のコートです。
"REAL"には様々な定義があります。熟練された職人によって創り上げられる技術と魂の結晶、実生活に優しく寄り添ってくれる価格とクオリティのバランス。誰しも掲げる"REAL"は違えど、人々の心を豊かにする物こそが紛れもない"REAL CLOTHING"ではないでしょうか?
そんな"REAL"感じる一手を目の前に、男心がくすぐられていませんか?
もちろん彼らのように着こなす事ができれば、どれほどカッコ良いことかと妄想に浸ることもありますが、時代に合わせて部分的に取り入れてみるのがリアルな発想です。
こちらが今季ringの一押しロングコートでございます!!
着丈が長くなるだけで、やはり気品や男らしさといったワードが真っ先に浮かびますね。
もちろん身長はあるにこしたことはありませんが、大事なのはバランスです。
欧米人と違い日本人は膝下が短いため、ロング丈に抵抗のある方は膝上丈ぐらいでしたらバランス感を損なわずお召頂けると思います。
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